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ままちゃり

弱虫ペダルの二次創作サイトです。原作とは一切関係ありませんのでご注意ください。 主に東巻東、福新、新荒など またBL、同人が苦手な方は引き返すことをお薦めします。

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「お前どうしてここにいるッショ」

巻島が学校へ行こうとして玄関を出ると門の前に箱根学園の東堂がいた。

愛車のリドレーに乗っているところを見ると恐らく箱根から千葉まで自転車に乗って来たらしい・・・
それにしても今日はまだ水曜だし休日でもないのにどうしてこんなところに東堂がいるのか巻島は理解に苦しむ。

「巻ちゃんと走りたくて」

そりゃあ巻島だってライバルである東堂といつでも走りたいとは思うけど
なにもいきなり学校をサボってまで走りたいなどとは・・・・・

思うこともあるけど、東堂のように行動に移すことはしない。

「今日は天気も良いし、走るときっと気持ちいいよ。行こうよ!」
家の前で嬉しそうにそう言う東堂がちょっとだけ眩しくて巻島は目を細めた。

「やだ」
巻島は髪を揺らして愛車のタイムをこぎ出した。
するとすぐに東堂が後ろから追いかけてきた。

「巻ちゃん」
「その呼び方やめろって言ったッショ」
横から巻島の速度に合わせてぴったりとくっついて一緒に走る東堂に
巻島は学校へ向かうはずの方向とは逆へ向かった。

「行こうよ!!」
そうとは知らない東堂は懸命に巻島を誘った。
そのうち次第に周りに人がいなくなってくると
ようやく東堂も気がついたらしい。
「素直に行くなら行くって言ってくれればいいのに」
ニヤリと笑って目の前に見えてきた小高い山を見上げる。

「別にお前のために走りに来た訳じゃないッショ」
巻島も微笑む。
それでも山道に向かって走りを止める気配はなく
むしろ楽しそうに東堂と先を争っていく。
「負けねぇぜ!」
「それはこっちの台詞ッショ!」
こうして東堂と走ることが楽しい。
もちろん総北のチームメイトと走るのだって楽しいけど
ライバルのこいつは尽八はそれとは違う。
どこが違うのかはうまく説明できないが
とにかく楽しい。

風になれる

そうだ尽八と一緒に走ると自分が風になれる気がするんだ
そして隣の尽八の髪を頬を撫でる

触れたことなんかないけど

「何ひとりでニヤニヤしてるのさ?俺と逢えてそんなに嬉しかった?」
東堂が巻島の横から顔を覗き込んでくる。
「ショォォォッ!」
巻島は車体を大きく揺らしながらダンシングで加速した。
「巻ちゃん!!」
東堂も音もなく追いついてくる。

やっぱり楽しい

巻島は顔がにやけてくるのを止められず
長い玉虫色の髪を揺らす。

頂上にはほぼ同時に到着すると
道路脇の草むらにどちらからともなく倒れ込んだ。

お互いハァハァと息を整えながらドリンクを口に含む。

「負けた」
東堂が空を見上げる
「巻ちゃん制服なのに早いよね~」
東堂はそれでも笑っている。
それもすごく嬉しそうだ。
「負けたから俺が巻ちゃんの頼みひとつ聞くよ」
「負けたっつても同時だったッショ」
巻島は首だけ東堂の方に向ける
東堂はまだ空を見上げたままだ。
「ううん、負け。ねぇ、何して欲しい?」
「別に」
よく考えたら東堂は最初から負けることがわかっていて
その願いのためにわざと制服姿の朝に来たのかもしれない。
でもどうして?

「じゃあ俺、巻ちゃんに触れてもいい?」
あれ?それ俺がいつも考えてること・・・俺だってこいつの頬に触れてみたい。
巻島はコクンと頷く
東堂の手が伸ばされて、巻島の長い髪に触れる。
その手は髪に巻き付けられて
気がつくと顔の間近に東堂の顔がある。
「尽八?」
次の瞬間、巻島の全身が痺れた。
ふわりと柔らかいものが巻島の唇に重ねにれる。

俺の知ってる東堂じゃない!

巻島の右手が東堂の頬に触れる。
思った通りすごく柔らかい。
そのまま首筋を通って髪に指を絡ませると
いつの間にか巻島がキスの主導権を握っていた。
僅かに開かれた東堂の唇の隙間から舌を入れると
東堂のきれいな歯列をゆっくりとなぞっていく。
東堂の舌が巻島の舌を追いかけて来る。

「ふ・・・ん・・」

東堂から甘いと息が漏れ聞こえると
巻島は更に深く東堂の喉に舌を這わせていた。
東堂の黒髪は思っていたよりも硬いけどツルンとサラサラだった。
何度も指でその髪を剥きながらようやく唇を離した。

「お誕生日おめでとう巻ちゃん」

ようやく唇を離すと東堂ははにかみながら微笑んだ
そうか、今日は俺の誕生日だったッショ

「誰よりも先にお祝いを言いたかったから、まだ暗いうちから自転車に乗ってきたんだ」
「ありがとう」
巻島は東堂の背中を抱き寄せた。
すごく嬉しかった。一緒に走るだけでも嬉しかったのにその言葉がとても嬉しかった。
東堂も巻島の背中に両手を回しながら
「巻ちゃんも俺のこと好きで良かった」
と言うと、急に巻島体が離された。

「別にそう言うんじゃないッショ。勘違いしてもらったら困るッショ」

「え~巻ちゃんだってキスしてくれたじゃん」
「忘れろ!!あんなのちょっとレースの後でハイになってただけで意識がなかったのと同じだ」
「やだやだ絶対にみんなに言うから」
「よせ!!!!違う!」

その頃、総北の部室では
「先輩遅いですね」
「巻島が朝練来ないなんておかしいな」
メンバー達が巻島の誕生日を祝おうと準備していた。

おわり

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