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今日は風が爽やかだなぁ
いや、俺が走ればどんな道だって爽やかになるのだよ
ニヒヒヒヒ
どうしよう顔がニヤけて様にならん・・・
「東堂さんよ!!」
「きゃあああ!!こっちこっち」
よし、とりまきもいつものように
俺に声援をおくってくれる。
絶好調
フフン・・
「お前、ばっかじゃねぇの?!」
荒北が追いついてきて顔を覗き込んだ
だって・・・いややめておこう
楽しいなぁ
「山はいいな荒北」
言いたいことは全部飲み込んでそれだけを言葉にする。
すると荒北は東堂の方を向いていた顔を正面に向けた。
「フンッ」
と大きく、鼻をならした。
楽しい楽しい楽しい楽しい・・・
早く走れるから?
みんなが応援していてくれるから?
どこまでも山の景色が良いから?
でも、一番の要因は
もうすぐ巻ちゃんに会えるから
山の風は巻ちゃんに似てるんだよな
俺にだけ優しい・・・なんちゃって
「お前キモイ」
荒北が変な顔でもう一度東堂を見ていた。
何て言われたっていいもん!
もうすぐだよ
ほら、来るよ!
山の坂道を向こうから総北のユニフォームが見えてくる
来た!
大きく車体を揺らしながら
緑色の長い髪を風になびかせる
細い体に長い手足
本当に蜘蛛みたいだ
こっちに気づいた彼の大きな口元が更に大きく孤を描く
「何でいるっショ」
ペダルを離して彼の到着を待っていると
一緒に走ってきた荒北は首を左右に振ってから先に走って行ってしまう
「だって・・・」
巻島が段々近づいてくる
「だって」
もう手を伸ばせば届きそうだ
「巻ちゃんに触れたかったから」
東堂は両手を広げて巻島のことを待ちかまえる
やがて巻島もハンドルを離して東堂の両腕の中にすっぽりと入り込む
東堂の両腕が巻島の背中に回されるのと
巻島の長い腕が東堂の背中に回されたのは同時だった。
「俺も会いたかったッショ」
風が気持ちいい・・・
周りの木が揺れて草の香りが広がる
巻ちゃんの匂いがする
ああ・・・今腕の中に体温と鼓動を感じる
ここまで昇ってきた静かな男の鼓動が早い
なんだかすごく嬉しい
「尽八・・・」
巻ちゃんの声
ああ、やっぱり他の誰とも違う
巻ちゃんだ
髪を撫でてくれる仕草が優しい
巻ちゃんだ
大きな口が東堂の唇に触れる
この唇の感触も巻ちゃんだ
もっともっとたくさんキスして
俺、泣きそう・・・
「どうしたっショ」
人差し指で目元を拭いながらさらに深く口づけてくる
会えて良かった。
新開でも荒北でもない・・・
巻ちゃん・・・
「巻ちゃん・・・大好き、もっとして」
東堂は頬を赤くしながら巻島に強請る
巻島は困ったような顔をしながらもう一度長い両腕で東堂をぎゅっと抱きしめてきた
「尽八・・・お前のこと好きショ」
「巻ちゃああああああああん」
東堂はポロポロ涙を流しながら抱きついた。
山の芝の上で抱き合いながら倒れ込んだ。
続くかも^p^
読了、お疲れさまでした
巻東いいですよね
東堂が思うほど巻ちゃんが東堂を思っていないと思うのは
大間違いで、実は巻ちゃんも東堂以上に東堂を思っていれば良いと思いました。
巻東も東巻もおいしい!!!!
ニヒヒヒヒ
どうしよう顔がニヤけて様にならん・・・
「東堂さんよ!!」
「きゃあああ!!こっちこっち」
よし、とりまきもいつものように
俺に声援をおくってくれる。
絶好調
フフン・・
「お前、ばっかじゃねぇの?!」
荒北が追いついてきて顔を覗き込んだ
だって・・・いややめておこう
楽しいなぁ
「山はいいな荒北」
言いたいことは全部飲み込んでそれだけを言葉にする。
すると荒北は東堂の方を向いていた顔を正面に向けた。
「フンッ」
と大きく、鼻をならした。
楽しい楽しい楽しい楽しい・・・
早く走れるから?
みんなが応援していてくれるから?
どこまでも山の景色が良いから?
でも、一番の要因は
もうすぐ巻ちゃんに会えるから
山の風は巻ちゃんに似てるんだよな
俺にだけ優しい・・・なんちゃって
「お前キモイ」
荒北が変な顔でもう一度東堂を見ていた。
何て言われたっていいもん!
もうすぐだよ
ほら、来るよ!
山の坂道を向こうから総北のユニフォームが見えてくる
来た!
大きく車体を揺らしながら
緑色の長い髪を風になびかせる
細い体に長い手足
本当に蜘蛛みたいだ
こっちに気づいた彼の大きな口元が更に大きく孤を描く
「何でいるっショ」
ペダルを離して彼の到着を待っていると
一緒に走ってきた荒北は首を左右に振ってから先に走って行ってしまう
「だって・・・」
巻島が段々近づいてくる
「だって」
もう手を伸ばせば届きそうだ
「巻ちゃんに触れたかったから」
東堂は両手を広げて巻島のことを待ちかまえる
やがて巻島もハンドルを離して東堂の両腕の中にすっぽりと入り込む
東堂の両腕が巻島の背中に回されるのと
巻島の長い腕が東堂の背中に回されたのは同時だった。
「俺も会いたかったッショ」
風が気持ちいい・・・
周りの木が揺れて草の香りが広がる
巻ちゃんの匂いがする
ああ・・・今腕の中に体温と鼓動を感じる
ここまで昇ってきた静かな男の鼓動が早い
なんだかすごく嬉しい
「尽八・・・」
巻ちゃんの声
ああ、やっぱり他の誰とも違う
巻ちゃんだ
髪を撫でてくれる仕草が優しい
巻ちゃんだ
大きな口が東堂の唇に触れる
この唇の感触も巻ちゃんだ
もっともっとたくさんキスして
俺、泣きそう・・・
「どうしたっショ」
人差し指で目元を拭いながらさらに深く口づけてくる
会えて良かった。
新開でも荒北でもない・・・
巻ちゃん・・・
「巻ちゃん・・・大好き、もっとして」
東堂は頬を赤くしながら巻島に強請る
巻島は困ったような顔をしながらもう一度長い両腕で東堂をぎゅっと抱きしめてきた
「尽八・・・お前のこと好きショ」
「巻ちゃああああああああん」
東堂はポロポロ涙を流しながら抱きついた。
山の芝の上で抱き合いながら倒れ込んだ。
続くかも^p^
読了、お疲れさまでした
巻東いいですよね
東堂が思うほど巻ちゃんが東堂を思っていないと思うのは
大間違いで、実は巻ちゃんも東堂以上に東堂を思っていれば良いと思いました。
巻東も東巻もおいしい!!!!
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