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ままちゃり

弱虫ペダルの二次創作サイトです。原作とは一切関係ありませんのでご注意ください。 主に東巻東、福新、新荒など またBL、同人が苦手な方は引き返すことをお薦めします。

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「何でおまえがここにいんだよ」
荒北は福富の机の中にこっそりメモを置いてきたはずなのに、指定した待ち合わせ場所に来たのはなぜか新開だった。

「なんでって、何でかな?」
「だからそれを俺が聞いてんじゃねぇか!」
教室の机を間違うはずはない。置いてあったバッグも間違いなく福富のものだった。
じゃあどうして福富は来ないで、新開が来た?
「あっ」
「なんだよ」
新開がポケットから取り出したパワーバーを見て何か思いついたらしい。
「寿一が俺にパワーバーをくれたんだけど、そこに一緒にくっついてきたメモを見たんだった」
パワーバーをかじりながら新開はもぐもぐと口を動かす。
そういうことならと荒北は新開に背を向けて歩き出そうとしたところで、新開の長い腕が伸ばされた。
「ちょっと待って」
その言葉に荒北は振り向いた。
「これも何かの縁なんじゃないか?」
「はぁ?」
荒北は新開の言葉の意味がわからずに思い切り大きな声で語尾を上げた。
そもそも俺は福ちゃんを呼び出した。
そこに何かの間違いで新開が来た。
俺は新開になどちっとも用はねぇ。
そもそも福ちゃんに俺は告るつもりで呼び出したんだから、他の誰が着たところで福ちゃん以外は用がない。
「縁ってどういう意味だよ」
睨めつけるように新開の瞳を覗き込むといきなり世界が逆さまになった。
あれっ?
突然唇に柔らかくて温かいものが触れた。
それは湿っていて何だか気持ちいい・・・・
あれ?
新開?
おいっ!
このっ!!
てめっ!!!!
その筋肉質な両腕を強引に引き離して手の甲で唇を拭った。
「てめっ!ふざけてんじゃねぇよ!!あ~気色悪ぅぅぅ」
男のキスとかマジやめて欲しいわ
「靖友顔真っ赤だし」
「うっせ!てめぇのせいだ」
だが、新開は大きな口をにゅっと曲げると微笑んだ。
「何だ満更でもないじゃんか」
「うっせぇよ」
「どうせ・・寿一とこんなことしたかったんじゃないの・・・そんなの俺は許さないけどね」
新開はわざとここに来た?
俺が福ちゃん呼び出したから・・・
ああ・・もう面倒くさ・・・まじどうでも良くなってきた。
「じゃあ、明日部活で」
「ああ、明日な」
荒北は新開から離れていく。その後ろ姿を新開はしばらく見送っていたが
隣に置いてあったサーヴェロに跨ると素早く走り去った。


おわり


読了、お疲れ様でした。
web拍手をありがとうございます。

荒北と福富と新開の関係が微妙
福富が一番純粋で、次が荒北
黒い新開を書いてみました(*^▽^*)

黒新開楽しいです(*^▽^*)




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