ままちゃり

 全身を

※ここからは18歳以上の方のみどうぞ

這い回っていた攻めから逃れられる。
寿一が強く新開の体を抱きしめてきた。
そのまま顔を近づけるとさっきまで新開のいいところを舐めていた唇が新開の分厚い唇に触れた。
今度は口のの中を福富の舌が這う。
新開の舌に絡みつけてきた。
ぎゅっぎゅっと強く締めつけた来る両腕と口の中を翻弄する舌の動きに新開は全身に麻酔をかけられたようにぐったりとしてくる。
いつもの変わらぬ風景なのに
何もかもが違って見えた。
「新開・・・たのむ」
繰り返し呟かれる言葉に新開は頷いた。
福富がぎゅっと抱きしめてくる。
いつも近くにいたけどこんなにも側にはいなかった。
寿一の息づかいが耳元で聞こえる。
いくら走っても呼吸を乱すこともない男がこんなところで呼吸を乱している。
その原因が自分にあると考えると新開はゾクゾクした。
もっと呼吸を乱してやりたい、そして自分も・・・
ぴちゃりと湿った音が耳を覆う
同時に荒い呼吸
あの福富が興奮している
新開に触れる指先も汗ばんでいる
けどその指で触れられるのは嫌じゃない。
緊張のせいかその指先は冷たかった。
冷たい指先で乳首を指先で潰すように転がされるとそこはツンと堅く芯を持った。
寿一の唇が尖ったそこを丁寧に舐めた。
新開はそれを見ているだけで興奮した。
だが、興奮しているのは自分だけじゃなくて、新開の下腹の辺りに堅い寿一の股間がすれた。
それが新開の雄に擦れると、思わず声を上げたくなった。
「我慢しなくても、誰もいないから。もっと声を出して良いぞ」
寿一が胸をしつこいくらい舐めながらそんなことを言う。
新開は潤んだ瞳でただぼんやりとそんな福富を見つめていた。
まるで傍観者のように、寿一に触れられているのが自分じゃないような錯覚に陥る。
 
「あっ・・」
だが、福富が新開の雄に触れながら
その更に後ろに触れると実感が湧いた。
福富は指先を新開の尻の蕾にゆっくりと入れてくる。
「んっ・・くっうん」
ゆっくりと福富の冷たい指先が新開の中へと入り込む。
 
「ひゃぁっ・・・いやっ・・ああ」
その指先を中で曲げられると、全身が総毛だった。
「やめっ・・ん・・ああああ」
福富がそこに触れると新開は狂ったように暴れた。
何とも言えない感触が新開の下腹を襲ってきた。
だが福富はやめないで逆に新開の雄ももう片方の指先で塞いだ。
「やめ・・・こんなの変になるぅぅぅ」
塞がれた新開の雄の先からは福富の塞いだ指の隙間から
とろとろと透明な液体が流れた。
「しめつきすぎると・・・新開」
寿一が苦しそうに指先を動かす。
そのまま一気に指先を抜かれて、ホッとしたのも束の間
すぐに福富の堅いモノがあたる。
ずっといいか？と言われ続けている言葉の意味を理解していても
実際にそれを受け入れることに恐怖を覚えた。
自然と体が震えてくる。
「新開・・・」
寿一が泣きそうな声で囁く
けど・・・
福富は新開の体をうつ伏せにした。
その膝を立たせて腰を高く上げさせる。
新開の太股を内側から掴むと大きく広げた。
「あんっ・・・」
思わず恥ずかしいところを広げられて新開が声を上げた。
程なく福富の熱い塊がそこに触れた。
福富が先端を蕾の入口に固定すると手自らの雄を掴んで押し込んできた。
ぐつんっと新開の体がテーブルの上を滑った。
すると福富は片方の手で新開の手を丁寧に掴んで
「新開、すまんが捕まっていてくれ」
とテーブルの両端を右と左で掴ませた。
新開はテーブルの上で身動きがとれなくなった。
そして福富がもう一度自分の雄の先を突き立てた。
「んぐっ・・」
後ろから堅くて、熱いものが体に入ってきた。
それだけ新開の雄の先から糸をたらすように透明な液体が流れ出す。


＜つづく＞

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読了、お疲れさまでした。
まだ続きます。

[10回]